カバー工法とはどんな工事ですか？｜東京の屋根修理ならお任せください。

屋根のカバー工法は、屋根の重ね葺き工事と呼ばれ、既存の古い屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事を指します。新しい屋根を古い屋根にカバーすることからこのような名称となっているのです。
具体的な工事の流れは、最初に足場を設置し、次に棟板金や雪止などを取り外して既存の屋根を平らにします。次にルーフィングと呼ばれる防水シートを敷いて、その上から新しい屋根を被せていきます。
カバー工法には主に軽量で耐久性に優れたガルバリウム鋼板が使用されています。最後に棟板金を取付け、棟包み鈑金を被せてスクリュービスで固定すれば完成です。

カバー工法で屋根をリフォームする場合の費用相場は、1�uあたり8,000〜10,000円程度と言われています。
屋根の大きさやどこに依頼するかで工事費は大きく変わってくるので、まずはご自宅の屋根の面積を把握し費用相場を把握したうで、複数社から相見積りをとることをおすすめします。
業者を選ぶときには金額だけで判断しないで、第一に信頼できるかどかを見極めることを重要視しましょう。また、カバー工法は雨漏りなどにより屋根の下地が著しく劣化している場合はおすすめできないので、その辺をしっかり調査してもらえる業者を選んで工事をしてもらいましょう。

カバー工法の最大のメリットは、リフォーム費用を抑えられることです。屋根リフォームには既存の屋根を取り除き新しい屋根を設置する葺き替え工事と呼ばれる方法もありますが、それを選択するよりも工事費を大幅に抑えることができます。工事の手間や工期を短くできる他にも、既存の屋根を撤去して処分する費用も節約できるのです。
他にも、古い住宅でアスベスト入りの屋根材を撤去する場合は、アスベストが飛散するリスクが高まりますが、カバー工法ならそのリスクを大幅に回避することができます。ただし、カバー工法ではアスベスト問題の完全な解決にはなりませんので、その点には注意が必要です。
カバー工法を選択すると屋根が二重になるため、家の断熱性が高まるメリットも得られます。カバー工法では葺き替え工事と比較して屋根の撤去や下地の複雑な工事も省けるため、工期を短くできるメリットもあります。

このようにいろいろなメリットがあるカバー工法ですが、デメリットも少なくありません。その一つには、家の耐震性を低下させてしまうことが挙げられます。
カバー工法では前述したように軽量な屋根材が使用されますが、それでも屋根が二重になる分屋根は重くなり、建物にかかる負担が大きくなってしまいます。それにより、耐震性は下がってしまうのです。
カバー工法では、屋根の下地を新しくできない点もデメリットになります。特に下地が老朽化している場合は、カバー工法をした後もどんどん劣化が進行していき、大きなトラブルに発展することもあります。
以前雨漏りを起こしたことがあるような場合は、屋根の下地材の木材が腐食していることも考えられるので、その場合は基本的にカバー工法が適用になりません。この状態で無理に工事をすすめてくるような業者には注意が必要です。
工事前に下地の状態もしっかり調査してくれる業者に工事をしてもらいましょう。下地が弱い状態で工事を遂行すると、結局後からより高額な修繕費用が発生してしまうこともあります。