屋根リフォームってどんなことをするの？｜東京の屋根修理ならお任せください。

屋根のリフォーム工事には、屋根全体を直すものと、屋根を部分的に直すものに大別できます。屋根全体を直すリフォームには、「葺き替え工事」「重ね葺き工事」「塗装工事」の3種類があります。
葺き替え工事では、古くなった既存の屋根材を全て剥がし、新しい屋根を設置します。この工事では、屋根の下地材である野地板や防水シートなども補修したり交換したりします。屋根のリフォームとしては最も大掛かりな工事で、そのため費用も高額になります。
葺き替え工事を行うメリットとしては、屋根を下地から丸々交換できるので、屋根に関する問題を完全に解決できることです。
デメリットには費用が高額になること以外にも、工事に長い時間がかかること、古い家の場合はアスベストを撤去するための追加費用がかかる場合があること、騒音やゴミなどが出ることから近隣住宅とトラブルになりやすいことなどが挙げられます。

屋根の塗り替えを行うベストなタイミングは、現在屋根に使用されている塗料によっても異なりますし、屋根の状況にもよっても変わってきます。
屋根に使用されている塗料には、シリコンやフッ素などいろいろな種類があり、それによって耐用年数が異なります。塗料は年々進化を遂げていて、長いものだと25年程度の耐用年数があります。
四六時中、紫外線や雨風を浴びている屋根は、日当たりや雨風の量などによっても屋根の劣化具合が変わります。それをしっかり見分けるには、専門業者に依頼して点検してもらわなければいけません。屋根の無料点検に対応している業者もあるので、そのような業者を探してまずは現状を確認してもらいましょう。

重ね葺き工事は、カバー工法とも呼ばれていて、古い既存の屋根の上から新しい屋根を重ねることです。葺き替え工事と完成後の見た目は同じですが、古い屋根を撤去しないので、廃材の処分費用も人件費も抑えられることになります。
手間も省けるため工期も短縮できる点がメリットとして挙げられます。アスベストの撤去費用も不要になります。
デメリットとしては、屋根が重くなるので耐震性が悪化することが挙げられます。屋根が重くなれば建物にかかる負担が大きくなり、大地震がきたときには家が傾いたり崩壊したりしてしまう恐れもあります。
また、重ね葺き工事は平らな屋根にしか適用できないため、瓦屋根には用いることができません。雨漏りが起きていて下地に問題がある場合も、工事の適用外になります。無理やり工事をしてしまえば、短期間で葺き替え工事が必要になって、多額な費用がかかってしまうこともあります。

塗装工事は、その名の通りに屋根の塗装を塗り替えする工事です。屋根塗装は、使用している塗料の種類によっても行うタイミングが異なりますが、一般的には10〜15年のスパンで実施すれば良いとされています。
実施することで見た目がよくなる他にも、屋根材の寿命を延ばすこともできます。屋根の色を変えればイメージチェンジもできます。
屋根の部分的なリフォームには、屋根材の交換、棟板金の交換、雨樋の交換、瓦屋根の漆喰の交換などがあります。部分的なリフォームは5年を目安に専門業者に点検してもらい、必要に応じて行ってください。